生産者紹介 「三田心土不二」人。~Farmer’s Episode~

オリジナル日本酒「田助」に漬かる「梅」を作ってます。

大川瀬(今田町立杭のすぐ隣り)の山間で、湖梅園という梅園と栗園を営んでいます。2haの梅園におよそ200本余、3haの栗園におよそ300本余を植樹しています。栗の方の出荷が多いのですが、開園時は梅でスタートしたこと、大川瀬ダム湖の隣にあることから創業者の祖父が湖梅園と名づけました。あしかけ60年近くになるでしょうか。私が3代目を引きついだのが25年前。大川瀬の土壌と水がもたらす地の利を活かした、この場所でしか作ることのできない「おいしい梅」作りを貫いてきました。数年前より、福助グループ各店(福助、三福、すずや、田助)の食膳で、そしてオリジナル日本酒「田助」でご重宝いただいています。もちろん、今期の収穫後、膨大な実の中から選科機にかけて「田助」(1升瓶196本分)用を選りすぐった「おいしい梅」をご用意させていただく予定です。

大川瀬産南光梅が「田助」を三田初の梅酒にした。

「田助」の1升瓶の中には当園で収穫される「南光梅-こじろ」が浸かっています。南光梅は紀州・和歌山が原産。果肉が多く種の小さい、そして赤色に染まる名産です。最初に当園で栽培、収穫した時にある発見がありました。6~7月に完熟すると、和歌山で獲れる原産は赤1色に染まる甘味の強い梅なのですが‥当園のものは完熟にも関わらず、青い部分が交じっている。表皮が鶯色と赤色のグラデーションになっていて「見栄えがオシャレやなあ」って、お客様に褒められるんです。しかも甘味は原産のものより抑えが効いている。「田助」の瓶の中にいっしょに漬け込んでみたらどうだろう、ということで提供のお誘いを受け‥(笑)。三田発の日本酒に、これまた三田大川瀬産の南光梅がコラボした「梅酒」ができ上がりです。いやあ、食材担当者さんに試飲していただいた時「これイケルで!」の一言に、長年やってきた甲斐を感じました。親子代々地道にやってきた農園が、三田の地産地消に貢献できている事を、ありがたく思っています。よかったら遊びにおいで下さい。

湖梅園 [こばいえん] オーナー : 小仲正章 (41)


モットー●不変と普遍の継続。 趣味●クルマ(特にマツダ車収集)とメカニック

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