フードジャーナリスト曽我和弘の三田“食”紀行

フードジャーナリスト曽我和弘氏が福助グループをめぐる 食紀行。スタッフから素材や料理にかけるこだわり、 お客様に対する思いなどを聞きだしながら、 曽我氏の鋭い論評を交え「三田の食」を語っていただきます。

Vol.
20

2019.5.18

兵庫県には名素材が隠れている。まだまだ知らぬ食材を発掘して宴を開いてみた

兵庫県は土地が広い。日本海から瀬戸内海まであって、その上、淡路島まで含まれる。これだけ広いと、食文化も様々で地域によって採れる食材も色々とある。例えば、山陰地区に属する香住は蟹が有名だし、瀬戸内に面した明石はタコや海苔、鯛などがブランド品のように扱われている。そして淡路島では鱧があり、福良沖には三年とらふぐの養殖が盛んに行われているのだ。北と南にまたがるということは、農作物も当然変わっており、南の淡路島ではみかんやビワなどの果樹もあり、これが兵庫県の豊富さを裏付ける要因にもなっている。こんな食材豊富な兵庫県にありながら名食材にスポットを当てぬ手はないと「宴 ふく助」で、兵庫県の隠れた名素材をテーマに「美酒美食の宴」が催された。今回は、3月26日の食事会で使われた名素材について言及したい。

Vol.
19

2019.2.18

ET-KINGいときんとの夢を三田駅前で_。 気軽に行けてお腹いっぱいがコンセプトの大衆焼肉店

「駅前に焼肉屋を造っている」。福西さんからそうアナウンスされて数カ月がたった。昨夏にはオープンしており、派手な店造りが目立っていたが、「宴会スペースができてから案内するよ」と言われて取材するのを待っていたのだ。三田駅前にお目見得した「大衆焼肉・ホルモン やまだ」は、韓国の大衆店を彷彿させるような店で、安価に食せるからだろう、若い人達も気軽に利用している。では若い人向けかといわれるとそうでもなく、サラリーマン層や家族連れ、年配層とバラエティに富んでいるようだ。今回はオーナーである福西文彦さんにコンセプトやオープンするきっかけを聞きながら「やまだ」の魅力をレポートする。

Vol.
18

2019.1.21

三田牛には、酒の縕蓄と裏話がいいアテになる!? 三田牛「廻」すき焼きを、広島の銘酒「酔心」で味わった。

2017年に"日本酒と落ち鱧の夕べ"を開催して以来、「宴 ふく助」の美酒美食の会が好評を博している。11月7日に行った第4回目は、テーマを三田牛「廻」のすき焼きにしてDJ・中野耕史さんをゲストに迎えて催された。会は、中野さんのコーナーからスタートし、醉心山根本店の小野卓也さんや三田山田錦部会長の前澤昌宏さんへのインタビューがあって食事へと移る構成である。マネージャーの中谷世志樹さんが「いつものすき焼きではなく、趣向を凝らした」と言っているように素材の良さは勿論のこと、「ふく助」らしい内容もこの会には盛り込まれている。

Vol.
17

2018.12.1

三田牛「廻」を食べに、三田駅前の「甲斐」へ_。 神戸から山を越えて食べに来た甲斐がある

このコラムで度々三田牛のことを書いている。いつもなら蘊蓄を記すのだが、今回はストレートに食べてきた感想を書きたい。いっしょにつきあってもらったのはDJの中野耕史さん_、そうkiss FM KOBEの朝の顔で、月~水曜日の「4seasons」を担当している人である。番組の構成上、色んなものを食している人気DJだけにそんじょそこらのものでは納得しないかもと踏んで「三田牛を食べましょう」と誘っておいた。さて、我々の目の前に出て来たのは、どんなごちそうだったのだろうか?

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