フードジャーナリスト曽我和弘の三田“食”紀行

フードジャーナリスト曽我和弘氏が福助グループをめぐる 食紀行。スタッフから素材や料理にかけるこだわり、 お客様に対する思いなどを聞きだしながら、 曽我氏の鋭い論評を交え「三田の食」を語っていただきます。

Vol.
8

2017.10.29

秋は新酒の季節。この際、ノーベル賞公式行事で供される「福寿」を飲みながら、日本酒について学ぶのもいいのではないだろうか。

秋になると、日本酒の新酒が店頭を賑わし始める。「ふく助」といえば、オリジナルの「田助」がおなじみだが、この酒はもう少し待たねば新酒が登場しないらしい。そこでいち早く今年の酒をと、灘から今話題の「福寿」を持って来た。江戸時代の宝暦元年から造り始めた同蔵は、ピュアな日本酒を提供し続けていることで定評がある。11月15日にはこの蔵元から酒ソムリエを招き、試飲しながら日本酒について学ぶ食事会を「ふく助」で行うことになった。今回はこのお知らせを兼ねて「ふく助」や「三福」で飲める「福寿」について言及したい。

Vol.
7

2017.10.10

自分ならではの細かい仕事、丁寧な仕事を披露したくて独立を。和の職人・西川弘之料理長が提供するくずし割烹とは…。

 料理人は、常に自分の腕を磨くべく研鑽を積んでいる。もし一人で自らの料理を作るならば、細かい仕事や丁寧な仕事を見せることができると誰もが思っているのだ。三田駅前の「三福」で長年厨房を任されていた西川弘之さんが念願の独立店を持った。テーマは天然の魚と地の野菜で作る会席風料理。しかもひと頃流行したくずし割烹の店として三田駅前でスタートする。今回はオープンしてまもない彼の店「にしか和」にお邪魔して和の一品、一品を賞味して来た。丁寧な仕事を誇る西川料理長の料理とその店について言及したい。

Vol.
6

2017.9.11

淡路島由良漁協の魚介類がなぜ三田へ?! こだわりの仲卸しと福西さんの思わぬ関係

最近は〇〇漁港直送という幟を目にする。それらの大半は大漁旗を演出利用し、商品をよく見せているもので、大抵はおなじみの魚屋ルートから仕入れていたりするのだ。つまり商品に偽りあり!とでも呼ぶべき代物である。そこへ行くと、「福助グループ」は淡路島由良漁港と直接取引をし、獲れ獲れの魚を送ってもらっている。しかも送り主は、漁業関係者が一目を置く「海幸丸水産」の橋本一彦さんなのだ。今回は気に入らないと売らないという姿勢で接する漁場の達人・橋本さんの話を記す。

Vol.
5

2017.8.10

小学生を持つファミリーが田植えを体験。 秋にはその苗が育って日本酒の材料となる。

都会で暮らしていると、野菜や米がどのように栽培、収穫されているのかを知らない子供達が多い。子供達だけではなく、大人も知らない人が多いのではないだろうか。そんな現状を改善すべく、福助グループは、三田市内の小学生を持つ家庭を対象にしたあるイベントを行っている。それは初夏に行われる田植え体験で、かなり評判を呼んでいるようで、募集の受付開始から数分で定員に達してしまうほどの人気ぶり。今回は、そんな人気イベントをレポートしたい。このイベントを通して自然に触れた参加者からはどんな声が聞かれるのであろうか。

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